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病気と暮らす人が、飛行機で楽に過ごす10の方法

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箇条書きブログ

  • 「Spoonie Living」のダイアンさんから、ブログの翻訳許可をいただきました!
  • 病気の方が飛行機に乗らなきゃいけない時は、①車椅子に乗っちゃう、②温熱パッドを使う、③楽な服を着る、④快適さを向上させる道具を使う、⑤普段通りによく食べる、⑥細心の注意を払う、⑦ファーストクラスを検討する のがオススメ! 

 

はじめに

 みなさんこんにちは。

 本日は、久々に、海外ブログの記事を翻訳して、みなさんにお届けすることができます。

 今回は、Diane Murrayさんのブログ「Spoonie Living」からお届けします。

Spoonie Living

 

 今回の翻訳に至るまでには、奇跡がたくさん起こりました。

 私がTwitterでダイアンさんをフォローしたところ、日本語でDMを返してくださったのです。エェェ!

 伺ってみると、何と日本語を勉強されていて、しかも日本に留学していたことがあるらしい・・・!!奇跡とは本当にこのことです。

 その後も、私が翻訳した日本語を、ダイアンさんに確認していただくことができ、本当に筆者のダイアンさんの意図が可能な限り正確に反映された、素晴らしい記事に仕上げることができました。

 何と翻訳版の文体は、ダイアンさんから指定されたものなんです!

 この経験はかけがえのないものになりました。詳細を書くと、ものすごい量になってしまっていつまでも本題に入れませんので、この続きはメルマガで配信させていただきます。

 

 日本語がわかる方ですので、本日の記事についてのご感想や、海外の病気コミュニティについてダイアンさんに聞いてみたい方は、是非是非コメント欄やTwitterでお寄せください!

 まとめてDianeさんにお送りしておきます。日本語がわかる方なので、日本語で書いていただいて大丈夫です。これを機に国際交流してください♪

 

ダイアンさんってどんな方?

 アメリカ在住の病気ブロガーさん。エーラス・ダンロス症候群、体位性起立性頻拍症候群、慢性疲労症候群、小腸内細菌異常増殖、気分循環性障害などの病気を患っていらっしゃいます。

 ダイアンさんのブログは、いわゆる「個人的な闘病記」ではなくて、情報不足の病気コミュニティに情報をもたらすものでもあり、フリーランスライターとしてのプロジェクトの1つでもあり、社会に働きかける手段の一つでもあると私は感じています。(これも長くなるのでメルマガでね!)

 

 本日は、GW直前ということで、旅行に関係する記事をお送りします。

 翻訳元はこちら。

 

https://blog.spoonieliving.com/post/181465478749/image-a-person-in-a-cute-outfit-stands-with-back

blog.spoonieliving.com

 

病気と暮らす人が、飛行機で楽に過ごす10の方法

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 やっほ〜。今ちょうど、国の端から端まで移動してきたんだけど・・・飛んできたから腕が疲れちゃった。あと首、背中、てか全身痛いよな〜。

 

 飛んできたっていっても、自分で飛んできたんじゃないよ。もちろん飛行機での話。

 飛行機での移動って、スプーニーとしてはクソ辛いよね。

 私たちはみんな、一人ひとり違った問題を抱えてるけど、この記事では、その中でも共通することについて、いくつか工夫を紹介してみるね。

 

エディター:ダイアン

 

あの!車椅子を!ゲットせよ!

 一つだけ言っておくけど。

 私は若くて、目に見える障害はないし、歩行器とかも持ってない。でも、空港のスタッフから、私が「マジで」車椅子が必要なのかどうか、質問されたことは一度もない(優先搭乗も同じ。これもすごく便利)。

 頼めば、必ず貸してくれる。

 

 だから、セキュリティラインに立っているときでも、荷物を運んでいるときでも、そのほかのときでも、車椅子を借りてきて。大したことしてなかったとしても。

 旅行の残りを生き延びるためには、体力を温存しなきゃね。

 

(訳者注:ダイアンさんは、アメリカの空港での話をしています。日本の空港での対応は異なるかもしれませんので、現地で確認が必要です。ただ、基本的なメッセージとしては、「別に車椅子に乗ることに遠慮して、無理やり頑張り抜く必要はない」ということです。車椅子が余っている場合は特に。)

 

温熱パッドを持っていく

(訳者注:電気毛布のようにコンセントで温められる、小型のクッション的なもの)

 わかるでしょ?

 最近、ほとんどの飛行機は、座席にコンセントが付いてるよね。これってつまり、シートベルトサインが点灯している時でも痛みを軽減してくれる、素晴らしい方法が使えるってこと。

 実際、温熱パッドを使うと使わないじゃ、フライトの快適さが全然違う。

 TSAの液体持ち込み制限で、ジェルのカイロは持ち込めないから注意してね(そもそも、温めるのが無理だけど!)。

 

ちゃんとした服を着る

 サポーターとか補正下着とかつけてる?じゃ、今すぐ脱いじゃって〜!

 私は体位性頻脈症候群で、飛行機ではしばらく座りっぱなしになるから、一番快適な、中くらいの加圧靴下を履くようにしてる。

 あと最近、エーラス・ダンロス症候群のせいで、楽な姿勢を取れなくなってるから、加圧シャツも着るよ〜!

 

快適さを向上させる道具を使う

 そして、どんなにダサく見えるか気にするのをやめる!どうせその人とは2度と会わないんだしね。

 

 私は席に座ると足が床に届かないけど、できる限り足を伸ばしておかなきゃいけないから、市販のフットスリングを使ってます。

(ネットで確認してみて。飛行機のテーブルから吊りさげるタイプのものがあるよ)

  私は尾てい骨の具合が悪くて、とにかく楽になることは全部しなきゃいけない状態。だから、高反発の座布団を持って行きます。邪魔にならないように、空港に着くまでは、キーホルダーについているカラビナでバックパックの一番上に吊っておいてる。

 

 もし、座ったまま眠れる人なら、もしくは座っている時に首を支えたい人なら、Trtl Travel Pillow(訳者注:タートル型トラベルピロー。日本語でも製品ページがあります)とか、首の重さを肩に分散させてくれるようなサポート機能付きのスカーフを使うのもいいね。

 個人的には、関節が変な感じに伸ばされちゃってあまり上手くいかなかったけど、関節に問題がない人は良いかも!

 

普段通りに、よく食べる

 皆さんはどうかわからないけど、私の胃は機内の気圧で変な感じになる。食事は、なるべく症状を引き起こす食べ物が入っていない、普通のものを食べることにしてる。私個人の快適さのためってのもあるけど、他の人に「不運な悪臭」で迷惑をかけないためにもね。

 腸内のガスで悩んでいて、一緒に旅行している人に迷惑をかけたくないなっていう人は、鼓腸の患者さん向けの下着やライナーもあるよ。

(訳者注:おならが出てしまう病気の方のために、おならをしても臭わない下着とか、ライナーが海外では販売されています。)

 

 ずっと同じ姿勢で座っていて、体位性頻脈症候群の症状が強まっている時は、私は電解質をいっぱい摂るようにしてる。私のオススメはNuunタブレット(訳者注:電解質を補給するサプリの商品名)。荷物が重くならないし、液体制限にも引っかからない。

 

細心の注意を払う

 免疫力が下がっている人も、旅行で病気になりたくないだけの人も、マスクをつけたり、消毒剤で手を消毒したりしない理由はないわ。

 私は今回のフライト中、マスクを付けて、手の消毒剤を使って過ごしてみたんだ。もちろん、私が風邪を移しちゃう可能性があったからだけど、別にそんなに面倒なことじゃなかったよ〜。前に、もう少し短いフライトでもマスクを付けてたこともあって、その時は耳の周りが気持ち悪くなったけど、マスクのメーカーを変えたらかなり快適になったよ!

豆知識:もし、ほんの少しの間しかマスクを付けていられなくても、その分リスクは減らせてんだぜ、ベイビー!

 

ファーストクラスを検討する

 そりゃ全員が払えるわけではないけど、ファーストクラスに乗るとやっぱ全然違うわ〜。安くアップグレードする方法とか、アップグレードされる可能性を上げる方法については、ネット上にたくさん記事があるから、ちょっと調べて、できるかどうか確認してみて。

 でも、デ・モ!その前に、航空会社と機種を最初に調べること。ファーストクラスってどれも同じとは限らなくて、正直、お金の無駄みたいなのもあるからね。

 私が前のフライトで、ラッキーにもアップグレードしてもらった時は、足回りが広くて、座席が柔らかかったのは良かったけど、フットレストがなかったのは超〜がっかりだったわ(一番必要なやーつ!)。