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病気のライフスタイルをめちゃめちゃ考えるブログ

自分の病気にピッタリ合う「ストレス解消プラン」を作ろう!

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 闘病とストレスは、切っても切れない関係です。

 しかし、巷に溢れている「ストレス解消をする方法」的記事に、全く共感できない方も多いのではないでしょうか。

 そういうストレス解消法の記事は、大体健康で、ちゃんと働くだけのエネルギーがあって、そこそこのお金があって、気が向いたら自由に外出ができることが前提に書かれてますよね。やれ「カラオケ」だの「飲み会」だの「大声を出す」だの「散歩する」だの・・・

 じゃあ、病気があって、エネルギーがなくて、お金もなくて、自由に外出できない人はどうしたらいいんでしょう。

 そういう方こそ、ストレス発散が必要なのに。

 

 健康な人のストレス対策法は、具体的な方法のみを列挙しているものが多いと思います。そういった方法を取り入れられない方々にとっては、ストレス対策を、「なぜ」「どんな風に計画する」のか、という情報の方が大事だと思います。

 今回は、どんな病気、どんな症状の方でもストレス対策を、自分で設計できるような仕組みをご提案したいと思います。

 

そもそもストレス対策とは

 ストレス対策やらその他諸々のものを全てひっくるめて、「セルフケア」といいます。

en.oxforddictionaries.com

 「セルフケア」を英語の辞書で見てみましょう。

1 自分の健康を維持・向上させるために行動すること

1.1 特にストレス環境下において、生活に満足し、幸福に暮らせるように、積極的に行動すること。

  つまり、セルフケアとは、自分らしく生活を送り続けられるように、ストレスに対処することを指しています。ストレスが貯まりすぎると、自分は自分らしくなくなってしまいますよね。そういったことを防ぐために、こまめにガス抜きしていこう、という概念です。

 

 しかし、セルフケアという言葉を、「自己啓発」的な意味合いで使っているケースもありますよね。

 日本語では、「セルフケア」という言葉が多く使われるのは、例えば、

 

より美しくなるために、エステの代わりに日々のスキンケアを頑張る

より痩せるために、運動を頑張る

より健康になるために、食生活を工夫する

 

みたいな感じではないかと思います。

 どれも、「今の自分に強烈な不満がある」ことを感じます。自分には改善しなければならない欠点があって、それを改善する手段として自分は努力しなければならないんだ、三日坊主になったら自己嫌悪・・・

 英語でも同じように「セルフケア・チャレンジ」という謎の活動があり、「毎日セルフケアを絶対に続ける目標」を立て、それに向かって邁進していくような活動があります。

 なんというか、あまり病気の人向きじゃない概念ですね笑

 

 今回、この記事では、こういう自己啓発的なことは一切無視します。自分を改善することではなく、自分を自分で居続けることを念頭に置き、目指していきたいと思います。

 これは、あなたがいつもどおり、あなたらしくい続けるためのプランであり、あなたを無価値と貶め、努力を強要するプランではありません。

 

セルフケアの6つのタイプ

 英語のブログを色々読み漁ってみつつ、セルフケアのタイプを6つに分けてみました。

・今の自分のストレス解消法は、どのタイプに当たるか、確かめてみてください。

・全く欠けているタイプはありませんか?もしかすると、何か試してみると楽しいかもしれません!

 

 タイプには、それぞれ例をつけました。なるべくベッドでできることを中心にしてみましたが、これはあくまでも参考に、みなさんの症状に合わせてできることをしてください。

 

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体と五感のケア(Physical/Sensory)

 緊張した体をほぐしたり、体力を増強したりする。また、五感で色々なものを感じる。

 

目的:体や五感を気持ちよく、楽にすること

例:

・ストレッチやツボ押しをする

・アロマオイルを垂らした蒸気タオルを体や足に当てる

・窓を開けて新鮮な空気を吸う

 

感情のケア(Emotional)

自分の感情を認知したり、表現したりする。

 

目的:自分の感情を理解し、可能であれば受け入れる

例:

・マインドフルネスや空想をしてみる

・考えたことについて、独り言を言う

・自分の感情を文字や絵にしてみる

 

生活のケア(Practical)

家事をする。体を衛生的に保つ。

 

目的:生活を快適にして、リラックスできる空間を作る

例:

・きれいなパジャマを着る

・シーツや布団を乱れをまっすぐに直してから、寝直す

・手を洗う、爪を切る

 

対人関係のケア(Social)

 自分が快適なコミュニケーション方法で、周りの人と交流する。人との交流が難しい場合は、他の人間の生き方や暮らし方を知る。他の誰かからもたらされる情報や感情によって、自分自身への理解を深めたり、人生の可能性を増やす。

 

目的:世界には、他の人間がいることを認識し、可能であれば関係を築く

例:

・SNSで友達を作る、不快な人はオサラバする

・可能であれば、誰かと電話で話す

・ブログを読み、コメントする

 

知性のケア(Intellectual)

 新しい知識やスキルを学ぶ。世界には様々な人がいて、国があって、みなそれぞれ暮らしていることを知る。自分の世界を広げ、人生への理解を深める。

 

目的:知識やスキルを増やして、賢くなる。可能であれば、今抱えている問題を軽減する

例:

・wikipediaの記事をランダムに表示する機能を使って、面白い記事を見つける

(参考)

Wikipedia:ウィキペディアを探検するには - Wikipedia

・本や漫画を読む

・昔学んだことを思い出してみる

 

人生のケア(Spiritual)

 自分の将来に何が起こるかを考えたり、将来の目標を見つける。人生を自分で計画し、目標をたて、それを達成する。努力する喜びを感じ、自分の人生を自分でコントロールする。

 

目的:自分のこれからの人生に思いを馳せ、可能であれば将来を楽しみにする

例:

・尊敬できる人を見つける

・心に響く名言を見つける

・毎日、よかったことを日記に書く

  

どうやってプランを作るの?

  この6つのタイプ全てについて、今の自分に何が出来るか、是非考えてみてください。今のみなさんのストレス対策は、これらのどれか1分野にものすごく偏ってたりしませんか?これ、健康な人向けのストレス対策の記事とかでも、偏ってたりしてます。

 色んな方面から総合的に対処することで、よりリラックスした人間になれるんじゃないかな?と思います。「多角的に自分を気持ちよくする」のが、このプランの目的です。

 実際、このプランをどうやって実行するかについては、みなさんが一人ひとり、自由にしていいと思います。辛くなってきたら実行してもいいし、毎日そういう時間を作ってもいいし、一日中気持ちいいことだけやっててもいいと思います。

 自分にピッタリ合うプランなので、自由にやっていいと思います。

 

注意  

ストレス対策プランを作る上で、少しだけ、注意していただきたいことをまとめました。 

1.このプランが、自分を傷つけないかどうか、必ず確認する。

 自分を困らせてやろう、傷つけてやろうと思っている時には、このプランが自分を傷つける手段となることがあります。

 例えば、体のケアとして、「休息する。でも自分はベッドで寝る価値がないから、床で寝る」という発想に至る可能性があります。(これはマジで言ってます。私も経験があります。)

 また、完璧主義に縛り上げられている時には、このプランは自分の欠点を罵倒する手段になることがあります。

 例えば、生活のケアとして、「自分は家事を完璧にしなければ、他のリラックス手段を取り入れる資格はない、他のことは人並みにできないんだから」的な発想に至る可能性があります。

 こういった考え方は、全くストレス対策になっていませんし、プランの本質から全くずれています。

 こういう気持ちと戦っている方たちは、突然全てを変えようとするのではなく、思いつく中で最もどうでもいい変化から取り入れていくのがオススメです。

 例えば、まばたきをゆっくりする、深呼吸をする、などです。「自炊する」は変化が大きすぎます!笑

 自分を傷つけたい気持ち、完璧主義が収まるまでは、生活を大きく変えないこと、少しずつ辛い気持ちに追いかけられずにできることを増やしていくことがとても大切だと思います。

 

2.自由な発想で考える

 私たちの病気はみな違い、症状も違いますし、人格も違っています。このため、ストレス対策プランは当然、みんな違っています。

 ある人にとっては、寝たきりのベッドの中で目を閉じずに、目を明ける時間を増やすことが、体のケアになるかもしれません。

 ある人にとっては、毎日仕事に一生懸命に行き、通院するために取る有給休暇を何とか工面することが、 人生のケアになるかもしれません。

 人と話すことが耐えられない人にとっては、本を読むことが、対人関係のケアになるかもしれません。

 また、あるタイプのケアをするのに大きなストレスを感じる場合は、「ケアをしない」ということも、立派なケアになります。

 自分に合わせたケアを考えてみてください。自分が心地よいことだけをしてください。

 

3.プランがうまくいかないのは、あなたのせいではない。

 もしかしたら、立てたプラン通りにセルフケアが上手くいかないかもしれません。

 それは、あなたのせいではなくて、プランがおかしいのです。

  あなたがプランに合わせるのではなく、プランをあなたに合わせてください。

 自分が立てたプランに沿って動けない、というのは、とても残念なことだと思います。しかし、このプランは、「あなたをあなたのままで保つこと」を目的としています。プランがあなたに失望感をもたらしたとしたら、それは最悪のプランだということです。

 自分を気持ちよくさせ、楽しくさせるのが良いプランです。ご自分の気分や成長に合わせて、良いプランとだけ付き合っていただきたいと思います。

 

4.「未来を楽しむためのケア」が辛い場合

 「未来を楽しむためのケア」は、どれもすごく難しいものです。

 なぜ、ストレス対策に未来に関するものが入っているのかというと、どんな人間にとっても、未来への不安というものが重大な課題であるからです。未来を考えずに、無視しようとすることは、それなりに苦痛を伴う場合があります。

 将来のことを全て忘れて、今だけを見ていることは、あなたにとって幸せでしょうか。

 私は、人間はやっぱり、将来のために努力したい生き物で、学びたい生き物で、誰かと交流したい生き物であると思います。それこそが、生き甲斐であり、生きる理由になり得る、人間の根幹の部分だと思います。だからこそ、そういったことが出来ない時、苛立ちや絶望を感じるのではないでしょうか。

 全ての人が、手放しで未来を楽しみにできれば、どんなに幸せでしょう。

 しかし、辛い病気の症状や、心の疲れによって、とてもこういったものには手が届かない状況のこともあると思います。それはとても悲しく、残念なことです。

 

     病気の方が、突然将来のことを考え、すぐに希望を持つというのは、おそらく不可能だと思いますし、絶対に無理をしてはいけません。また、特に症状が重い日に、将来のことを心配することは、絶対に不可能ですし、不健康だと思います。

 将来のことを考えられない時は、今を楽しんでください。いつか、「未来を楽しむケア」ができる力が充電されるまで、「今を楽しむケア」に集中してください。

 いつか、未来のケアができるようになったときに楽しめるように、もしくは、今既にできることを少しずつ試せるように、あえて辛い項目も入れました。

 健康な人でも難しいかもしれませんが笑

 

 もしちょっと挑戦してみられる方は、最初から未来のことを考えるだけではなく、今この瞬間から、1時間後、2時間後、明日のことを考えることから始めていくと、少し取り掛かりやすいのではないでしょうか。

 「明日はこれを食べよう」とか、「今度はこの日に通院だ」とか、「あと薬の残りはこのくらいだから、この日までは大丈夫だ」と考えること自体が、将来に備えています。明日の暮らしの準備ができることが、ちゃんと未来への投資になっています。

 毎日の繰り返しの中で、ちょっとだけ先の未来を意識することが、少し良い未来を生きる手助けになるんじゃないかなと思っています。

 

おわりに

www.hellomyfighters.com

 

 上の記事で、ストレス解消プランに入れる、セルフケアの方法を90種類考えました。こちらの記事を参考にしながら、自分でもできるストレス解消プラン、作ってみてくださいね!