みなさんこんにちは。
この絵、何だかわかりますか?
「ただの蝶じゃん」って感じだと思いますが、実はこの絵、「読める」んです。
この絵の読み方を知っていると、
「この蝶を描いた人は、頭に不快感、かゆみ、炎症があり、胴体と足には痛みと不快感を伴う炎症がある。頭が重いと感じている。腕、手には全く症状が出ていない」
ということがわかります笑
今日は、全ての病気の方が使える、「症状マッピング」をご提案します。
色々な病気、色々な症状があり、相手に全てを伝えることは非常に難しいものです。
また、病気と暮らすというのは、非常に退屈で、何かクリエイティブなことをしたくても、なかなかやる気が出ないと思います。
そういった状況の中で、みなさんが楽しんで作れるアート的なもの、ということで、この方法を考えてみました。
自分の症状をネタにして遊びたい!(私だけ?)
症状マッピングの作り方(初級編)
やり方は簡単です。
紙の上でも、パソコン上でもできますよ。
1.体の位置を決める
まず、紙に十字をイメージしてください。それぞれ、頭、手、足、はこんな位置をイメージします。
2.症状を感じている部分に、円、線、マークを描く
その十字の上に、ぽんぽん円を置いていきます。線やマークも入れていきます。このとき、円の色や、線やマークの形に、意味をもたせてみます。
例えば、こんな感じはいかがでしょうか。
私が列挙した症状では、言い表せないものもあると思いますので、そういう場合は、自分なりに作ってみて下さいね。
円やマークの大きさは、自分の気持ちで選んでみてください。もしくは、アート作品的なバランスを考えて、大小を選んでも構いません。
3.以上。
このルールに基づいて作ったのが、こちら。
手の部分に全く症状が出ていません。なんかよくわからない不快感を訴えていますね。
アトピーのケンだと、感じ。
かゆがっています。
何が楽しいの?
この「症状マッピング」の良いところは、
・どんな病気の人でも作れるところ!
どんな病気の人でも、自分の症状に基づいて、好き勝手に作ってしまってください。内臓でも、内科系の症状でも、皮膚炎でも、関係なし。
・症状が強くても、軽くても、自分の気持に着目して作れる!
「症状が軽いから、不快な症状についてあまり主張できない」という方も、これならアピールしやすいかな?と思います。
自分の気持ちに着目して作るものですし、アートなので、「軽症だから何かを言う資格がない」というのは全く当てはまりません。
自分の難病を、自分で絵にするだけですから、好きにしていいのです!
症状マッピングの作り方(中級編)
これだけではあまりアートじゃないので、蝶を作ってたのが、最初の画像になります。
羽がそれぞれ、頭、手、胴、足に対応しています。
もう皆さんも、この蝶を読めるようになったと思います。
難病患者さん同士の秘密の言葉
難病患者さんは、健康な人たちとは違ったコミュニティを形成しています。
そういったコミュニティの中で、健康な人達にはわからない秘密の言葉や、流行っている遊びなどがあっても、いいんじゃないかしら、と思っています。
病気の治癒とは全く関係ないのですが、そういう小さなことが、難病と暮らすということに、かなり深く関わっている気が私はします。
病気や症状が違えば、途端に共感するのが難しくなってしまいますが、こういう小さな秘密なら、違う病気の人とも共有できるんじゃないでしょうか。
みなさんのアイディアで、もっともっと面白くなると思います。
是非、お暇な時の落書きでも、やってみたら、ご感想を教えてくださいね〜
※はてなブログの方は、「症状マッピング」でお題を作りました。よろしければ使ってやってください♪